メニュー

精巣炎

監修(執筆・文責など): さくまクリニック院長 医学博士 咲間 隆裕

精巣炎とは

精巣は陰嚢と呼ばれるふくろの中にある精子を作る器官です。精巣炎はウイルス感染などにより精巣に炎症が起こる病気です。

精巣炎の原因

精巣炎の原因は、ほとんどの場合ウイルス感染(主にムンプスウイルス)です。ムンプスウイルスは流行性耳下腺炎、いわゆるおたふく風邪の原因ウイルスです。流行性耳下腺炎にかかると耳の下の腺が腫れて痛み、罹患した男性の約20~30%が精巣炎になると言われています。

精巣炎の症状

精巣炎は流行性耳下腺炎発症後3~5日で、精巣が腫れて痛みます。
通常発熱を伴います。また男性不妊症の原因となることがあります。

精巣炎の診断

流行性耳下腺炎の既往を確認し、陰嚢内の触診、尿検査、超音波検査などを行い診断します。また必要に応じて血液検査で炎症症状の程度を評価します。

精巣炎の治療

ムンプス精巣炎に対して有効な抗ウイルス薬はないため、患部を冷却、挙上し、痛みや熱を和らげる薬を使うなど対症療法を行います。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME