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停留精巣

監修(執筆・文責など): さくまクリニック院長 医学博士 咲間 隆裕

停留精巣とは

停留精巣とは、男性の陰嚢と呼ばれるふくろの中にある精巣が、おなかの中や足の付け根にどまってしまう病気です。精巣は、赤ちゃんのときにはおなかの中にありますが、生まれる前や生まれた後に陰嚢の中に降りてきます。しかし、なかなか降りてこない場合があります。それが停留精巣です。男の子の先天的な異常の中では頻度が一番高く、新生児の約3%の男児に認めらえると報告されています。また、相談の場合は、その頻度がさらに高まります。精巣は生後6か月を過ぎても陰嚢内に精巣を触れない場合は治療が必要となります。

停留精巣の症状

停留精巣は、陰嚢内に精巣がないこと以外は特別な症状はありません。

停留精巣の診断

停留精巣の検査は、医師が触診により陰嚢や足の付け根を触って、精巣の位置や大きさを調べます。その他正確な位置を確認するために超音波検査等を行うこともあります。

停留精巣の治療

停留精巣の主な治療は手術です。精巣をおなかの中や足の付け根から引っ張り出して、陰嚢の中に固定する方法です。手術は、できるだけ早く行う必要があります。精巣が長く高温の環境にあると、精子を作る能力が低下することがあります。

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