(小児の)陰嚢水腫
監修(執筆・文責など): さくまクリニック院長 医学博士 咲間 隆裕
(小児の)陰嚢水腫とは
男の子の陰嚢(睾丸)のまわりに水が溜まって膨らんでしまう病気です。生まれたばかりの男の赤ちゃんではよく見られます。3-4か月健診でみつかる子がいます。
(小児の)陰嚢水腫の症状
水が溜まっている陰嚢が腫れて見えます。痛みはありません。
(小児の)陰嚢水腫の診断
懐中電灯の光を陰嚢に当てると赤く透けて見えます。超音波検査では水腫を確認できるだけでなく、精巣や精巣上体の形状も確認できるため有用です。
(小児の)陰嚢水腫の治療
2歳ぐらいまでに自然消失することが多いので基本的には経過観察で大丈夫ですが、3歳を過ぎても治らないような場合は手術をおこなうこともあります。